構造
現在の建築基準法に基づいて家を建築すれば、(もちろんそうでなければ建築できませんが)
どのような工法でも安全と言えるでしょう。
第三者機関による検査や保証がありますので、建築について素人のお客様が騙され、
陥住宅に住まなくてはならないこともないと思います。
保証は10年ですが、10年で土台や柱の足元が腐ってしまう事はないでしょう。
問題はそこから先なのです。
20年30年40年と時が過ぎて、どれだけ木材が良い状態を保てるかが重要です。
その為に考えられることは2つあります。
一つは材質そのものの耐久性が高いこと。
当社では土台と柱には桧の芯持ちが一番と考え、大きさも通常より大きめの4寸を採用しております。
もう一つ重要なことは床下の風通しです。
どんな木でも金属であっても湿気に長い間さらされると、腐ってしまいます。
現在の工法は基礎パッキンを使い、全周囲換気工法が主流となっていますので、以前に比べてかなり土台にとって良い環境と言えます。
あえて言うなら全周囲換気が良いというよりも、
土台の下面が昔の工法と違い基礎と密着しないことが良いのです。
木材を地面にそのまま置いておくのと、
小さな木をかまして地面からたとえ何センチかでも浮かせておくのと、どちらが腐りやすいか?ということです。
現代建築はどこに頼んでもとりあえず安心と言えるでしょう。 |