京都・奈良・滋賀で自然素材を使ったデザイン住宅・外断熱の家を建てるならスタイルハウス

 
 
 
 
 

構造

現在の建築基準法に基づいて家を建築すれば、(もちろんそうでなければ建築できませんが)
どのような工法でも安全と言えるでしょう。
第三者機関による検査や保証がありますので、建築について素人のお客様が騙され、
陥住宅に住まなくてはならないこともないと思います。
保証は10年ですが、10年で土台や柱の足元が腐ってしまう事はないでしょう。
問題はそこから先なのです。
20年30年40年と時が過ぎて、どれだけ木材が良い状態を保てるかが重要です。
その為に考えられることは2つあります。
一つは材質そのものの耐久性が高いこと。
当社では土台と柱には桧の芯持ちが一番と考え、大きさも通常より大きめの4寸を採用しております。
もう一つ重要なことは床下の風通しです。
どんな木でも金属であっても湿気に長い間さらされると、腐ってしまいます。
現在の工法は基礎パッキンを使い、全周囲換気工法が主流となっていますので、以前に比べてかなり土台にとって良い環境と言えます。
あえて言うなら全周囲換気が良いというよりも、
土台の下面が昔の工法と違い基礎と密着しないことが良いのです。
木材を地面にそのまま置いておくのと、
小さな木をかまして地面からたとえ何センチかでも浮かせておくのと、どちらが腐りやすいか?ということです。
現代建築はどこに頼んでもとりあえず安心と言えるでしょう。

以前は土台の外側をモルタルなどで、完全に塗って隠すのが当たり前でした。
内側は布基礎だった為、土のままでした。
水漏れが無い限り土は案外乾いていくものなのですが、どうしても洗面や浴室周りから湿気が漏れ
最悪の場合その温もりと湿気を好むシロアリの餌食になっているのをリノベーション(大改装)の現場で大変多く見てきました。
防蟻処理をすると10年保証が付きましたが、よく効く薬は人間にも害が強い為規制され、効果が緩くなり5年保証となりました。

昔はどのようにして木材を守っていたのでしょう?
日本には古くから柿渋という塗料があります。
渋柿を発酵させて作るのですが、それなどを使い害虫から木材を守り、湿気からも守っていたのです。
シックハウスが問題視されている現在、当社では人に優しい自然素材塗料として柿渋を見直し、土台や柱下部に塗るなどと採用しております。

数百年経った木造建築が日本には特に社寺を含め、数え切れない程あります。
そのような建物に、たかだか60年ほどしか寿命のないコンクリートの基礎は使用してありません。
床下の通気がとても良いのです。
木材にも接着剤で貼り合わせて作った集成材も使われていません。
そのような建築は今では現実的ではありませんが、木造建築の原点として覚えておく必要があると思います。

 

断熱

断熱については、現在の住宅建築において、建築会社の考えや工法で大きく性能が変わってきます。
当社では、採用する建築工法により独自の基準を定め、基本的に通気構造を伴う工法で建築しております。
外断熱構造も多く建築しております。
なぜ外断熱がいいのか、簡単に説明いたしますと、通常は家の外壁をクーラーボックスのように作ろうという考えですが、
外断熱は家をクーラーボックスの中に入れてしまおう、という発想です。
柱や梁など主要構造物がすっぽり入るので木材も長持ちします。
通気させるというのは、より完璧にする為にその上に少し隙間を取り、屋根まで日除けをかけるというイメージです。
二重通気は床下も部屋内とし、外壁の柱と柱の間の空間をも通気させるものです。
以上のことから外断熱の家は、1階から屋根裏、ロフトまで気温差がわずかで、夏は涼しく冬は暖かい。
という、人にも木材にも優しい快適な家なのです。

お住まいの地域、状況、ご予算、ご希望により、当社の基準を満たした断熱性能で提案させて頂きます。



 
 
 

>> 家つくり相談会では構造図などを用い、解りやすくご説明いたします。

 

COPYRIGHT2017, StyleHouse  All Rights Reserved.